千葉佐倉の安田ひろふみ処方箋漢方薬局では、西洋医学の最新治療法と、古くから伝わる漢方の知恵(東洋医学)の良いところを融合させた独自の治療アプローチをご提供しています。
あなたが現在最も苦しまれている症状をしっかりと理解し、その根本原因を明らかにして、症状が繰り返し現れないようなケアと体づくりをご提案します。
体調不良の背景には、事故や怪我だけでなく、日常の食生活、生活習慣、ストレス、過去の経験など、多様な要因が絡み合っています。当薬局の漢方相談を通じて、ご相談者様お一人おひとりの歩みを紐解き、これまでの生活習慣、健康状態、体質を詳細に分析し、お一人おひとりに合った漢方薬や食事、生活習慣の改善方法をご提案します。
あなたの「今」を大切にし、より良い「未来」へと導くために、安田ひろふみ処方箋漢方薬局がここにあります。あなたのご来店を心からお待ちしております。
メールフォームからのご相談も受け付けております。メールフォームにて「症状のご相談」を選んでいただき、「問診票」に必要事項をご記入のうえ、ご送信ください。
- ご相談は原則としてご本人様とお話させていただくことといたします。
- ご来局が困難な場合も、LINEやZoomを通じてご本人様とのオンライン面談を原則といたします。
西洋医学と東洋医学の視点
血液検査などの西洋医学的な検査で異常が見つからないにもかかわらず、体調不良を訴え、日常生活に支障をきたしている方が最近特に多くいらっしゃいます。このような状況を、西洋医学と東洋医学の双方の観点から理解し、解決の糸口を見つけることが、私たちの漢方相談の特色です。
西洋医学のアプローチ
西洋医学では、病気の診断(血液検査、MRI等)や治療が、可視化できるデータや定量的な検査結果に基づいて行われます。しかし、これらの検査で異常が見つからない場合でも、患者様が健康であるとは限りません。心身症、ストレス関連の疾患、慢性疲労症候群、線維筋痛症など、現代医学ではまだ完全には解明されていない健康問題に対処する必要があります。
東洋医学のアプローチ
東洋医学では、人の健康は体内の気の流れや陰陽のバランス、五臓六腑の調和によって保たれています。慢性的な疲労、消化不良、自律神経失調症、腰痛、肩こり、のぼせ、眩暈、夜間頻尿、不眠、生理不順、子宝など、多くの症状は、これらのバランスの乱れから生じると考えられます。特に、陰病体質の方々からのご相談が大変多く、当薬局では特に力を入れて対応しております。
陰病体質と陽病体質
東洋医学では、宇宙や人体を構成する基本的なエネルギーを「陰」と「陽」に分けて考えます。陽は活動的で温かく、外向的なエネルギーを象徴し、陰は静的で冷たく、内向的なエネルギーを象徴します。これらのエネルギーは相反しつつも互いに補い合い、バランスを保つことで健康が維持されます。
陰病体質とは
陰病体質は、東洋医学における体質の分類の一つで、体内の陰のエネルギーが不足している状態を指します。
陰病体質と新型コロナ後遺症
陰病体質の方が新型コロナウィルス後遺症になられると、かなり重くなる傾向があります。また、元気に過ごされていた方でも、新型コロナ後遺症が酷い方は陰病体質になってしまい、少しの歩行で疲れてしまったり、食欲不振、力が出ないなど、これまでのご自身とは別人のような体になってしまって戸惑われます。
当薬局ではこういった新型コロナウィルス後遺症でお困りの方のご相談も受けております。
陰病体質の症状や傾向の特徴
- 体温が低い、または冷え性
- 体内の陰が不足すると、体温を維持する機能が低下し、手足が冷たくなりやすい状態になります。
- 乾燥
- 陰のエネルギーは体を潤す作用があるため、不足すると皮膚の乾燥、口の乾燥、目の乾燥などが起こりやすくなります。
- 疲れやすい
- 体内の陰が減少すると、身体の回復力や免疫力が低下し、疲れやすくなったり、体力が落ちたりする傾向があります。
- 静かで内向的な性格
- 陰病体質の人は、陽のエネルギーが相対的に低いため、静かで内向的な性格の傾向があります。
陰病(いんびょう)
陰病は、体内の陰のエネルギーが過剰になることで発生するとされる病気です。これは体内の液体や血の不足、または冷えによって引き起こされることが多いです。典型的な症状には、疲労感、体力の低下、寒気、腹痛、下痢、舌の薄い白い苔などがあります。
- 陰病に該当する病気の例:
- 慢性的な疲労感
- 消化不良
- 自律神経失調症
慢性疲労症候群(CFS)と陰病体質
慢性疲労症候群は、長期間にわたる過剰な疲労が特徴で、休息しても改善しないという状態です。この症状は、東洋医学でいう陰の不足、特に気、血、陰液の不足が原因であると捉えられます。これは、体を栄養し、液体を供給し、体を冷やす役割を持つ陰のエネルギーが不足することで、体の復元力が低下すると解釈されます。
起立性調節障害(OD)と陰病体質
起立性調節障害は、立ち上がるときに血圧の調節がうまくいかず、めまい、立ちくらみ、場合によっては失神に至ることがある状態です。これも、陰のエネルギーが不足して、体の機能が正常に維持されないことが一因であると考えられます。特に血の不足が、血圧の調節機能に影響を及ぼすとされます。
めまい、立ちくらみと陰虚
めまいや立ちくらみは、体内の血液が不足している、または血の質が悪いことで脳に十分な栄養が行き渡らないことによって引き起こされることがあります。東洋医学では、これを陰虚、特に血の不足と捉えます。血液は陰の一部と考えられており、血の不足は体内の陰の不足を示しています。
空気が乾燥している環境での不快感と陰虚
空気が乾燥していると、体から水分が奪われやすくなります。これは、体内の陰のエネルギー、特に体液が減少しやすくなることを意味します。陰虚の人は本来体内の液体が不足しており、乾燥した環境はその状態を悪化させ、不快感を増す可能性があります。
逆流性食道炎と陰虚
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して炎症を起こす病気です。東洋医学では、この状態を引き起こす一因として、体内の陰の不足が考えられます。陰虚が進むと、体内の冷却システムがうまく機能しなくなり、内部の熱が上昇する「内熱」が生じることがあります。この内熱が胃腸の機能に影響を与え、逆流性食道炎を引き起こす可能性があります。
陰病体質による便秘
陰病体質による便秘は、体内の陰(液体や冷却作用を持つエネルギー)が不足し、その結果、体内の潤いが減少することで起こります。この状態では、特に腸の潤滑が不足し、便が乾燥して硬くなり、排便が困難になります。また、陰虚によって生じる内熱も便秘の原因となることがあります。内熱は、体内の液体を消耗させ、さらに便の乾燥を促します。
不眠症と陰虚
不眠症は、夜に十分に休息できない、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などの症状を含みます。東洋医学では、心と肝の機能が深く関与しているとされ、これらの臓器は特に陰のエネルギーによって潤される必要があります。陰虚の状態では、この潤いが不足し、心と肝の機能が正常に働かず、安定した睡眠を取ることが困難になります。また、陰虚によって内熱(体内の過剰な熱)が生じ、心の落ち着きを失わせ、不眠の原因となることがあります。
夜間頻尿と陰虚
夜間頻尿は、夜に何度も尿意で目覚める状態で、睡眠の質を低下させます。これは、腎の陰虚に関連していると考えられます。腎は東洋医学で水分代謝と深く関連する臓器とされており、腎の陰(腎陰)が不足すると、体内の水分バランスが乱れ、夜間に過剰な尿として排出されることがあります。また、腎の陰虚は、膀胱の収納能力を低下させることによっても夜間頻尿を引き起こす可能性があります。
肩こり、腰痛と陰虚
陰虚は、体内の潤いや冷却作用を担う陰のエネルギーが不足している状態を指します。この陰の不足は、以下のような影響を及ぼすことがあり、それが肩こりや腰痛の原因になることがあります。
- 筋肉や組織の乾燥
- 陰のエネルギーが不足すると、体内の潤いが減少し、筋肉や組織が硬くなりやすく、柔軟性が失われます。これにより、肩や腰などの筋肉が緊張しやすくなり、痛みやこりとして感じられます。
- 内熱の増加
- 陰虚は体内の熱を増加させることがあります。この「内熱」により、筋肉や組織に炎症が生じやすくなり、肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。
生理不順と陰病体質
陰病体質とは、身体の元気がなく、疲れやすい、また環境の変化に敏感な人の体質を指します。生理不順と子宝にこの体質がどう関わるかというと、体が繊細でストレスや外部の変化に弱いことから、ホルモンバランスが崩れやすくなります。ホルモンバランスは生理周期や妊娠に直接関わる重要な要素で、このバランスが崩れると生理不順や妊娠しにくい状態になる可能性があります。
陰病体質の人は、体が疲れやすく消化機能も弱いため、栄養の吸収が十分でなく、それが体のエネルギー不足や免疫力の低下につながります。体が十分に栄養を吸収してエネルギーを生成できないと、生殖機能にも影響が及ぶことがあります。また、陰病体質の人は、小さい変化にも敏感なので、気温や気圧の変化によっても体調が左右されやすく、それが生理周期の乱れにつながることもあります。
陽病体質とは
陽病体質は、体内の陽のエネルギーが過剰になることで発生する病気を指します。これは外部からの攻撃的な熱や、体内での過剰な活動によって引き起こされることが多いです。典型的な症状には、発熱、喉の渇き、便秘、尿の黄色が濃い、舌の赤みが強いなどがあります。
陽病(ようびょう)
陽病は、体内の陽のエネルギーが過剰になることで発生するとされる病気です。これは外部からの攻撃的な熱や、体内での過剰な活動によって引き起こされることが多いです。典型的な症状には、発熱、喉の渇き、便秘、尿の黄色が濃い、舌の赤みが強いなどがあります。
- 陽病に該当する病気の例:
- 感冒(かぜ)の初期段階
- 発熱性の疾患
- 炎症性疾患
東洋医学では、これらの陽病と陰病のバランスを整えることが治療の重要なアプローチとなります。例えば、陽病の治療には体を冷やす方法や陰を補う治療が、陰病の治療には体を温める方法や陽を補う治療が用いられます。
従来の病気治療から、最近多くなっている陰病体質に至るまで、当薬局は皆様の健康を全方位からサポートすることをお約束します。あなたの心と体の調和を目指し、健康な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。心身の不調でお悩みの方は、ぜひ当薬局へご相談ください。あなたの来店を心からお待ちしております。