牛黄(ゴオウ)、麝香(ジャコウ)など25種の希少生薬を独特に処方
牛黄清心元は、25種類の希少な生薬を独自にブレンドしています。この処方は、古代朝鮮医学の重要な文献である「東医宝鑑」に基づいており、身体の三大要素「氣」「血」「水」をバランス良く整えることを目的としています。
- 「氣」の成分:
- 身体のエネルギーと活動を支える要素として、ジャコウ(麝香)、レイヨウカク(羚羊角)、リュウノウ(竜脳)などが含まれます。
- 「血」の成分:
- 身体の栄養分としての役割を担い、ゴオウ(牛黄)、ジャコウ(麝香)、ホオウ(蒲黄)などが配合されています。
- 「水」の成分:
- 体内の水分バランスを調整し、シャクヤク(芍薬)やホオウ(蒲黄)などが含まれることで、潤いを供給します。
成分・分量
(本品1日量4丸中)
成分 | 分量 |
---|---|
ゴオウ(牛黄) | 30mg |
ジャコウ(麝香) | 5mg |
ニンジン(人参) | 160mg |
レイヨウカク(羚羊角) | 215mg |
カンゾウ(甘草) | 320mg |
ブクリョウ(茯苓) | 84mg |
センキュウ(川芎) | 180mg |
キキョウ(桔梗) | 80mg |
サイコ(柴胡) | 80mg |
サンヤク(山薬) | 450mg |
ホオウ(蒲黄) | 160mg |
シンギク(神麯) | 160mg |
ケイヒ(桂皮) | 130mg |
ダイズオウケン(大豆黄巻) | 130mg |
アキョウ(阿膠) | 130mg |
シャクヤク(芍薬) | 110mg |
バクモンドウ(麦門冬) | 110mg |
オウゴン(黄芩) | 110mg |
トウキ(当帰) | 110mg |
ボウフウ(防風) | 120mg |
ビャクジュツ(白朮) | 110mg |
リュウノウ(竜脳) | 90mg |
ビャクレン(白蘞) | 46mg |
ショウキョウ(生姜) | 46mg |
タイソウ(大棗) | 150mg |
添加物として、ハチミツ、金箔を含有します。
含まれる生薬
ゴオウ(牛黄)
中国最古の薬物書「神農本草経」に上品として掲載されたゴオウ(牛黄)は、ウシの胆のうに形成される稀有な結石から作られる生薬です。この生薬は、1000頭に1頭という極めて低い確率でしか得られないため、非常に高い希少価値を持っています。乾燥させた牛黄の外観は、直径1〜4cmの球形に近い塊で、黄褐色から赤褐色の表面を持ちます。主にオーストラリアと南米から産出されるこの貴重な生薬は、その希少性から広く珍重されています。
ジャコウ(麝香)
「神農本草経」において上品とされるジャコウ(麝香)は、雄のジャコウジカが持つ香嚢から得られる分泌物を乾燥させて作られます。ジャコウジカは過度な狩猟により絶滅の危機に直面しており、そのため、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引を規制する国際条約)によって商業目的での国際取引が厳しく制限されています。この制約によりジャコウは「世界で最も貴重な生薬」として知られ、取引には各国政府の許可が必須です。現在、ジャコウの持続可能な供給を目指し、飼育下のジャコウジカからの採取が行われています。
リュウノウ(竜脳)
竜脳(リュウノウ)は、マレーシアのスマトラ島やボルネオ島の低地に自生する常緑高木であるフタバガキ科のリュウノウコウから採取される樹脂を原料としています。この高貴な樹木の幹内部に自然に形成される空隙には、純粋な結晶状の蝋白色の芳香物質が存在し、これが竜脳として知られています。竜脳はその独特の香りから、高品質な香料としてだけでなく、多くの薬用目的にも使用される価値ある素材です。
レイヨウカク(羚羊角)
羚羊角(レイヨウカク)は、「神農本草経」で中品に分類される貴重な生薬で、主に中央アジア、中国、モンゴルに生息するサイガカモシカやガゼラカモシカの角から作られます。これらの角は乾燥させて用いられ、特に伝統医療において重宝されています。サイガカモシカは、ジャコウジカと同じく過度の狩猟により絶滅の危機に直面しており、そのためワシントン条約によってその角の商業取引が国際的に厳格に規制されています。
アキョウ(阿膠)
阿膠(アキョウ)は、主にロバやラバ、そしてウシなどウマ科およびウシ科の動物の皮膚を原料として製造される生薬です。これらの皮膚は水で丁寧に煮出され、濃厚な膠(ゼラチン状の物質)に加工されます。阿膠はその栄養価と薬効が高く評価され、特に漢方薬においてその保湿効果と血を補う効能により、皮膚の健康を促進し、乾燥による問題を緩和するのに役立つとされています。
シャクヤク(芍薬)
芍薬(シャクヤク)、学名Paeonia lactiflora Pallas、はボタン科に属する植物です。この生薬として利用されるのは、特にその根部分であり、漢方医学ではその有効成分を利用してさまざまな治療に用いられます。芍薬の根は、血の巡りを促進し、痛みを緩和する効果があるため、生理痛や筋肉の緊張を和らげるのに役立つとされています。
シンギク(神麯)
神麯(シンギク)は、小麦粉60と麩(ふすま)100をベースに、鮮青蒿(せいこう)、鮮蒼耳(そうじ)、鮮辣蓼(らつりょう)を各12の割合で切砕き、赤小豆末と皮を除いた杏仁末を各6加えて製作される伝統的な生薬です。これらの成分を水で適量混ぜ合わせ、団子状に練り上げた後、約1cm厚の平板状に形成します。形成された生地は稲藁または麻袋をかけて一定期間発酵させることで、表面に黄色の菌糸が生えるのを待ちます。発酵が完了したら取り出し、乾燥させた後、3cm四方にカットして完成させます。
トウキ(当帰)
当帰(トウキ、学名: Angelica acutiloba Kitagawa)及びその変種ホッカイトウキ(学名: Angelica acutiloba Kitagawa var. sugiyamae Hikino)はセリ科に属する植物で、これらの根は漢方薬として利用され、通常は湯通し処理を施されます。当帰の根は、特に血行促進や免疫力強化、女性の健康を支える効能が注目されています。
ニンジン(人参)
オタネニンジン(人参、学名: Panax ginseng C.A. MeyerまたはPanax schinseng Nees)はウコギ科に属する植物です。この生薬として使用されるのは、細根を取り除いた主根部分、またはそれを軽く湯通し処理したものです。ニンジン(人参)はその栄養価と健康効果で広く知られており、主に体力強化、疲労回復、免疫機能のサポートに利用されます。
バクモンドウ(麦門冬)
バクモンドウ(麦門冬)、学名Ophiopogon japonicus Ker-Gawler、はユリ科に属する植物で、この生薬は植物の根の膨大部分を使用します。バクモンドウは、その多様な健康効果で知られており、特に喉の乾燥や咳を和らげる効果があるとされています。
ビャクジュツ(白朮)
白朮(ビャクジュツ)は、キク科に属するオケラ(Atractylodes japonica Koidzumi ex Kitamura、和白朮)およびオオバナオケラ(Atractylodes macrocephala Koidzumi、別名 Atractylodes ovata De Candolle、唐白朮)の根茎から作られる生薬です。この生薬は主に、消化促進や利尿作用、免疫機能の強化など、多岐にわたる健康効果があります。
ビャクレン(白蘞)
白蘞(ビャクレン)は、ブドウ科(Vitaceae)に属するカガミグサ(学名: Ampelopsis japonica(Thunb.) Makino)の肥大した根を乾燥させたものです。この生薬は、その独特な成分と健康への利益で注目されており、様々な伝統的な治療法に使用されています。
ホオウ(蒲黄)
蒲黄(ホオウ)は、ガマ科(Typhaceae)に属する植物から採取される生薬で、ヒメガマ(Typha angustifolia L.、別名 T. angustata Bory et Chaub)、ガマ(Typha latifolia L.)、コガマ(Typha orientalis Presl.、別名 Typha latifolia L. var. orientalis (Presl.) Rohrb.)、その他Typha davidiana Hand.-Mazz.やTypha minima Funk.(別名 Typha angustifolia L. var. minima L.)の成熟した花粉を乾燥させたものです。この生薬は、特に伝統医療で血液の健康や出血調整の助けとして使用されます。
ケイヒ(桂皮)
ケイヒ(桂皮)は、クスノキ科(Lauraceae)に属するシナモンモク(学名:Cinnamomum cassia J. Presl)の樹皮を使用した生薬です。この生薬は、主に樹皮の外側を除去した後の内側の樹皮部分を利用します。ケイヒはその独特の香りと温性の効能で知られ、消化を助ける、寒さによる不調を緩和する、血行を促進するなどの効果があります。
ダイズオウケン(大豆黄巻)
大豆黄巻(ダイズオウケン)は、マメ科(Leguminosae)に属するダイズ(Glycine max (L.) Merr.)の種子を発芽させた後に乾燥させたものです。この生薬は、発芽した大豆、通称「もやし」として知られており、その乾燥品が使用されます。大豆黄巻は、栄養価が高く、特にビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、健康維持や病後の回復支援に利用されます。
カンゾウ(甘草)
甘草(カンゾウ)は、マメ科(Leguminosae)に属するGlycyrrhiza uralensis FischerまたはGlycyrrhiza glabra Linnéの根および根茎を使用した生薬です。これらの根や根茎からは時に外皮を除いた「皮去りカンゾウ」として使用されます。甘草はその抗炎症効果、免疫系をサポートする効果、そして消化器系の健康を促進する効果で広く利用されています。
キキョウ(桔梗)
キキョウ(学名:Platycodon grandiflorus A. De Candolle)は、キキョウ科(Campanulaceae)に属する植物で、この生薬として利用されるのはその根です。キキョウ根は、その抗炎症作用や呼吸器系の健康を支える効果で知られており、特に咳や喉の痛みの緩和に用いられます。
センキュウ(川芎)
センキュウ(川芎)、学名Cnidium officinale Makino、はセリ科(Umbelliferae)に属する植物で、この生薬として利用されるのは、その根茎です。通常、これらの根茎は湯通し処理を施して使用されます。センキュウは血行促進や痛みの緩和、抗炎症作用など、さまざまな健康効果があるとされ、特に生理痛や関節痛の軽減、循環改善に有用です。
サイコ(柴胡)
サイコ(柴胡)、学名Bupleurum falcatum Linné、はセリ科(Umbelliferae)に属する植物で、この生薬として使用されるのはその根です。サイコはその抗炎症効果や免疫調節作用で知られ、特に肝機能のサポートや感情のバランスを整える効果があるとされています。
サンヤク(山薬)
サンヤク(山薬)は、ヤマノイモ科(Dioscoreaceae)に属するヤマノイモ(Dioscorea japonica Thunberg)およびナガイモ(Dioscorea batatas Decaisne)の根茎から周皮を取り除いた担根体を使用した生薬です。これらの根茎は栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含みます。特に消化を助け、体力を回復させる効果があるとされており、総合的な健康維持に寄与することが期待されています。
ショウキョウ(生姜)
生姜(ショウキョウ)、学名Zingiber officinale Roscoe、はショウガ科(Zingiberaceae)に属する植物の根茎を使用した生薬です。この生薬は、通常はそのまま使用されることが多いですが、時には外皮を除いて使用されることもあります。生姜は消化を助け、体を温める効果があり、風邪の初期症状の緩和や吐き気の抑制にも利用されます。
タイソウ(大棗)
大棗(タイソウ)、学名Ziziphus jujuba Miller var. inermis Rehder、はクロウメモドキ科(Rhamnaceae)に属する植物の果実を使用した生薬です。大棗は特にその栄養価が高く、体を強壮にする効果があり、伝統医学では体力回復やストレス緩和、睡眠の質の向上に役立てられています。
ブクリョウ(茯苓)
茯苓(ブクリョウ)、学名Wolfiporia cocos Ryvarden et Gilbertson(別名Poria cocos Wolf)、はアミタケ科(Polyporaceae)に属する菌類で、一般的にマツホドとも呼ばれます。この生薬は、マツホドの菌核から外層をほとんど除いて利用される部分です。茯苓は利尿作用と脾胃の調整を助ける効果があり、体内の余分な水分を排出し、消化を促進する効果が期待されます。
ボウフウ(防風)
防風(ボウフウ)、学名Saposhnikovia divaricata Schischkin、はセリ科(Umbelliferae)に属する植物の根及び根茎を使用した生薬です。この生薬は、抗炎症、解熱、および血圧降下作用で知られており、風邪の予防や治療、関節痛の緩和、高血圧の管理に効果的です。また、免疫系の調整にも役立つとされ、多方面での健康サポートに利用されています。
オウゴン(黄芩)
黄芩(オウゴン)、学名Scutellaria baicalensis Georgi、はシソ科(Labiatae)に属する植物の根から周皮を除いた部分を使用した生薬です。この生薬は、その抗炎症効果と抗菌作用で知られており、炎症の緩和や感染症の予防に効果的です。黄芩は、その抗酸化物質によって全体的な健康をサポートし、身体の自然な防御機能を強化する助けとなります。
添加物
ハチミツ(蜂蜜)
ミツバチ科に属する西洋ミツバチと東洋ミツバチが花の蜜を集め、巣で作り上げる甘い食品。
キンパク(金箔)
牛黄清心元には、麝香や竜脳の香りを保持するために金箔が丁寧に巻かれています。
伝統処方に基づく血液循環の改善
牛黄清心元(ごおうせいしんげん)は、その根源を中国や韓国の古典に記されている伝統的な処方から来ており、血液循環系の改善を目的として古くから用いられてきました。
高血圧に伴う症状(どうき、手足のしびれ、肩のこり、のぼせ、耳なり、めまい、頭重感など)は、人それぞれに異なる表れ方をしますが、複数の症状を同時に訴えることも多くあります。牛黄清心元は、これら一連の症状に対して、すぐれた効果をあらわします。
日本国内の自社工場による一貫製造
「牛黄清心元 日薬金丹」は、これまで韓国で製造されていた「妙泉 牛黄清心元」からリニューアルされ、日本国内の自社工場で一貫製造されています。日本国内自社一貫製造されることにより、最高の品質管理の下、信頼できる製品をお届けしています。また、新たに4丸の個包装となり、持ち運びやすさと保存性が向上しました。
牛黄清心元は、愛知県の日本製薬工業株式会社で製造されています。
高血圧に伴う諸症状に効能・効果があります
動悸(どうき)
通常、胸のどきどき感は運動後や驚いた時に生じますが、これ自体は病的なものではありません。しかし、高血圧による動悸は、安静時や軽い運動で心臓が通常よりも激しく鼓動する症状として現れます。
手足のしびれ
高血圧が原因で手足にしびれが生じることがあります。これは局部的な緊張や血流障害によるうっ血によって起こる症状です。しばしば、このしびれには震えが伴うことがあります。
肩のこり
肩こりは、肩を過度に使ったり、逆に長時間同じ姿勢を続けたりすると発生します。高血圧が原因の肩こりは、頭部の血管が圧迫されることで圧力が増加し、この結果、首から肩にかけて症状が現れます。
のぼせ
頭部への過剰な血液供給が原因で、頭が熱く感じられることや顔の赤みが特徴です。高血圧が原因ののぼせも、同様のメカニズムによるとされています。
耳なり
高血圧が原因の耳鳴りは、血圧の急激な上昇により脳の血流が不足することで発生するとされています。通常、耳鳴りは蝸牛神経系の障害により発生し、この状態は脳の循環不良が蝸牛神経系に影響を与えることによると考えられます。
めまい
高血圧によるめまいは、運動感覚や位置感覚の明瞭な異常とは異なり、体がふわふわする感覚や頭の中で何かが揺れ動く感じ、体の不安定感が特徴です。これは循環器系の疾患が原因で発生します。
頭重感
高血圧による頭重感は、風邪の頭痛と異なり、頭全体が上から下にかけて重く感じられる症状です。この感覚は、高血圧の多くの患者に共通の体験であり、まるで重いものが頭に覆い被さっているかのように感じます。
牛黄清心元 日薬金丹
- 商品名:
- 牛黄清心元 日薬金丹
- 内容量:
- 4丸
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