熱中症は室内でも起こります|今日からできる予防の3つのポイント

室内で熱中症になっている人のイラスト

こんにちは。表町薬局の松田です。

最近、暑い日が続きますが体調を崩されていないでしょうか。私は自宅に帰ると部屋の温度が30℃以上になっているので毎日窓を開けて換気をしています。

夏になると気温や湿度が高くなり、熱中症の危険性が高まります。熱中症は屋外だけでなく、自宅などの室内でも発症することがあり、重症化すると命に関わることもあります。しかし、日頃から正しい知識を持ち、適切な対策を行うことで多くは予防できます。今回は、熱中症を防ぐためのポイントをご紹介します。

ポイント1:暑さを避ける — 室内は28℃、屋外は日差し対策を

冷房の効いた部屋で涼む人のイラスト

まず大切なのは、暑さを避けることです。熱中症予防の第一歩は、体に熱をため込まない環境をつくることです。室内では「まだ我慢できる」とエアコンの使用を控えることはせず、室温は28℃程度、湿度は40~60%を目安に調整しましょう。扇風機やサーキュレーターを併用すると室内の空気が循環し、より快適に過ごせます。

屋外では、できるだけ直射日光を避けることが重要です。外出する際は帽子や日傘を利用し、通気性・吸汗性に優れた衣類を着用しましょう。衣類は黒色など熱を吸収しやすい色よりも、白や淡い色など明るい色を選ぶと体温の上昇を抑える効果が期待できます。また、暑さが最も厳しい午前10時から午後4時頃までの外出や激しい運動はできるだけ避け、図書館や商業施設などの涼しい場所を活用することもおすすめです。

ポイント2:喉が渇く前に、こまめな水分・塩分補給を

ペットボトルで水分補給をする女性のイラスト

次に欠かせないのが、こまめな水分・塩分補給です。熱中症は体内の水分や塩分が不足することで起こりやすくなります。「喉が渇いた」と感じた時には、すでに軽い脱水状態になっていることも少なくありません。そのため、喉が渇く前から意識して水分を補給することが大切です。普段は1時間にコップ1杯(約200mL)を目安に水や麦茶などを少しずつ飲む習慣をつけましょう。

運動や屋外作業などで大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく塩分も補給する必要があります。経口補水液などを利用すると、効率よく補給できます。一方、アルコール(お酒)やカフェインを多く含む飲み物(コーヒー、紅茶など)には利尿作用があり、かえって脱水を招くことがあるため、水分補給としては適していません

ポイント3:睡眠・食事・運動で暑さに負けない体づくりを

ウォーキングをする女性のイラスト

日頃の体調管理も熱中症予防には欠かせません。十分な睡眠をとり、栄養バランスの良い食事を心がけ、適度な運動を続けることで、暑さに負けない体づくりにつながります。寝不足や発熱、下痢、二日酔いなどで体調が優れない日は、無理をせず休息を取ることが大切です。

暑さに体を慣らす「暑熱順化」とは

また、気温が上がり始める時期から少しずつ暑さに体を慣らしていく「暑熱順化(しょねつじゅんか)」も効果的です。毎日30分程度のウォーキングや軽い運動、入浴などを続けることで汗をかきやすい体になり、熱中症の予防につながります。暑熱順化には数日から2週間程度かかるため、本格的な暑さが始まる前から取り組むことがおすすめです。

持病のある方・服薬中の方が気をつけたいこと

特に高齢者や持病のある方、服薬中の方は熱中症のリスクが高いため、周りの方と体調の変化を共有し、無理をしないことが大切です。また、高血圧や腎臓病などで塩分制限を受けている方は、自己判断で塩分を補給せず、医師や薬剤師に相談しましょう

まとめ:できることから今日の暮らしに取り入れて

薬剤師に相談する様子のイラスト

熱中症は、暑さを避けること、こまめな水分・塩分補給、そして日頃の体調管理を意識することで予防でき、ご自身やご家族の健康を守ることにつながります。暑い夏を元気に乗り切るために、できることから実践していきましょう。気になることがありましたらお気軽に薬剤師までご相談ください。

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